【取材記事掲載】1月26日読売新聞「渋沢1万円札 ご祝儀論争」
1月26日読売新聞に
代表取締役 松原の取材記事が掲載されました。
インターネット記事でもご覧いただけます。
「渋沢1万円札 ご祝儀論争」
新札発行後に出たこの論争はそもそもマナーなのか?
マナーは、
①社会の多くの方が共通認識と考えるもの
もともとお札の肖像画を基準にしたマナーはなく、
社会の多くの方が共通認識として考えているとはいえませんね。
②長期間維持できるもの
お祝い事には新札を用意するのがマナーとされています。
旧札の福沢諭吉はすでに発行されていませんので、
新札は用意できないため、長期間維持できません。
すでに福沢諭吉のお札で持っていくことが、
もともと慣習に則ると、
新札ではないためマナー違反とみる方もいるでしょう。
中には、5000円札などに変更すると仰る方もいますが、
例えば、三万円を5000円札で用意すると6枚になり「割り切れる数字」なので、
こちらも従来のマナーに反しますね。
③相手への気遣いを感じるもの
肖像画を気になさる方に対して配慮するのは、マナーには該当します。
しかし、肖像画を気にすると、
・新札が用意できない
・割り切れる数字になる
・お札が多くなり、受け取った側の後処理が煩雑化する
など、どこかにひずみが生じます。
相手の受け取り方も様々でしょう。
肖像画は、ご祝儀を基準に決められるものではありません。
確かに、多くの妾がいたことから「不倫」を想像されることは理解できます。
一方で
・「資本主義の父」と呼ばれる
・多くの子供がいる(少なくとも17名)
を考えると「繁栄」などのポジティブな見方もできるのではないでしょうか。
時代背景も常識も今とは異なります。
一般的なマナーとは言えず、一過性の考え方だと思います。