1月24日読売新聞「発言小町」取材にお答えしました
読売新聞オンラインの人気コーナー「発言小町」
日常の様々なお悩みに、
一般の皆様がお知恵・ご意見を書き込んでくださる掲示板です。
その中から、今回
1月24日 読売新聞夕刊紙面にて、
「プチプレセントを贈るのは失礼?」
のご相談トピックスを掲載。
マナーのプロとしてお答えしました。
トピックスへのレスでは、
受け取る側として、
「いらない」「もったいない」など様々な意見がでていますが、
ここでのポイントは、
①相手目線にたっているか。
②相場の意識。
③コミュニケーション、メッセージ性があるか。
①の相手目線は、
相手に合わせたものを想像して選んでいらっしゃいます。
もちろん、もらった側は実は不要な物だったということは
あるかもしれませんが、
それは、どのギフトにも発生すること。
まず、相手に喜んでもらいたいと選んでいる点は、
相手目線を考えているといえるでしょう。
②相場の意識
ギフトには、関係性や目的によっての「相場」があります。
プチプレゼントはその相場には合わないかと思いますが、
実は、ネット「発言小町」の元投稿には、
「なにかのお祝い事などには、箱入りの日本酒など、
一応ちゃんとしたギフトを送ります」
と書かれていました。
大きなイベントがない旅行のお土産やクリスマスなど
ちょっとしたコミュニケーションとして贈るプレゼントであれば、
プチギフトにするのも問題ありません。
むしろ、プチプレゼントにすることで、
自分の思いは伝えつつ、
相手に負担をかけない(お返し不要)
ようにできます。
③コミュニケーション、メッセージ性があるか
遠方の方と書かれていますので、
実距離が心の距離になりがちな、
日頃お会いできない方とのコミュニケーションとして
贈っていらっしゃるのだと思います。
十分メッセージ性はあるといえるでしょう。
遠方の方をずっと気づかえる、人を大切にできることは、
素敵なことだと思います。
注意点として、
トピ様は、
「お返しは求めていないけれど、届いたよ の連絡は欲しい」
と仰っています。
誰でもそのような気持ちはあると思います。
特に相手とのコミュニケーションとして贈っているでしょうから、
何らかの言葉のキャッチボールがしたいのでしょう。
しかし、贈るのも自由なら、返事をするのも自由です。
マナーとしては、
「届いたよ。お気遣いありがとう」
は欲しいものですが、
マナーは、自分が相手目線で行うもので、
相手に強要するものではありません。
相場に合わないもの、ちょっとしたお土産やプチプレゼントの場合
「ささやかですが」「心ばかりですが」「選んだ具体的理由」
などを一言添えて贈ると、
贈った意図が伝わりやすいでしょう。