人前であがらずに話すコツ
プレゼンスキル・スピーチ研修を行っていると
必ず出るのが
「緊張してしまうが、どうしたらいいか?」
というご質問。
「私達 人前に立つ者も緊張はするんですよ。
しかし あがらないようにしています」
緊張感はとても大切なもの
しかし、あがってしまうと、頭が真っ白
どうにも自分をコントロールできなくなってしまいます。
ではどうやって「あがらない」ようにするのか?
10のポイントでご紹介
①ながら喋りをしない
姿勢がキマらないまま話し出す方はとても多いですね。
立ちながら話す、歩きながら話す行動は
気持ちの準備もキマらないまま話しているのと同じ。
②姿勢を正す
一旦前に出たら、まずは姿勢を正しましょう。
両足にバランスを均等に。
姿勢が安定することで、気持ちも安定します。
③会場を一度見渡してから話す
会場を見ると余計緊張しそう・・・
逆です。
会場を見ていないと、どのような状況か?
どんなテンションで話したらいいかわからず、余計に不安なもの。
第一声の失敗も多くなります。
④一呼吸してから話す
出来る限り大きく吸って大きく吐きながら話し出しましょう。
声は呼気にのってでます。
大きく息を吸って吐きながら話すことで声が安定します。
深く呼吸をすることで、同時に気持ちの重心も安定します。
⑤第一声は挨拶
声にもファーストインプレッションがあります。
第一声に失敗すると、相手の印象が悪いだけでなく、
自分自身の声に自分が余計あがってしまったりすることも。
失敗のないのは、思いっきり大き目に挨拶すること。
出過ぎても、挨拶ならおかしくありません。
⑥表情で余裕を演出
表情は様々なメッセージを発し、相手に印象付けます。
緊張した表情は、相手に不安をあたえるもの。
顔の筋肉もかたくなりがちですから、
表情筋をほぐし、にこやかな表情を心がけましょう。
表情が笑顔なら、緊張していてもバレません。
「もしも 途中であがりだしてしまったら?」
⑦肩の力をぬいて、お腹に力をいれましょう
気持ちがあがってきたときは、身体の重心も高くなるもの。
まずい!そう思った瞬間
お腹にグッと力をいれ、肩の力をぬきましょう。
身体の重心を安定させることで、気持ちのコントロールもつきやすくなります。
⑧呼吸をゆっくり深くしましょう
あがっている時の呼吸は浅く、ペースもはやくなります。
肩で呼吸をしているような状態です。
そんなときは呼吸をしっかり意識!
深い呼吸は、強い発声にもつながります。
⑨ペースを落とす
あがった時は、気持ちの焦りで呼吸とともに話のペースも早くなります。
考え、たて直す時間もなくなり、余計ドツボにはまります。
あがった時ほどペースを遅く。
口を大きく動かすように意識すると
筋肉の緊張がほぐれると同時に
可動域が広くなり、ペースが落ちます。
⑩「間」をしっかりとりましょう
「間」をとるのは勇気がいるもの。
しかし、あがっている時にはあえて勇気を持ちましょう。
「間」は話の切り替え、たてなおしに最も効果的な方法です。