社会人のスイッチ
4月 フレッシャーズの皆さんは
町の中でもひときわ新鮮で輝いていますね。
パッと一目でわかります。
企業内の新入社員研修の参加者は、全体的に「真面目」
企業内にいるので、緊張感があり、
「余計なことは言ってはいけない!」
と、真面目にする もしくはフリをする意識があります。
面白いのは、公開講座などを担当した際
一歩会社から出て、そこにあまり同僚もいないような状況で
講義で自己開示をどんどん促していくと、本音がポロリ!
「会社に入ったのにまた勉強なのかと思った」
「すぐに好きな仕事ができると思ったのに、配属も決まらず騙されたように感じる」
「社会人の心得とか 仕事とは 会社の理念は・・・とか、メンドクサイ」
「研修よりも給料やボーナスが気になる」
「こんなにいっぱい研修があると思わなかった」
なるほど~今そう思っているんですね!
社会人として長年生きてきた先輩たちからしたら
「何言っているの?」と言いたいところ。
しかし、否定することでもない。
夢をもって入ってきたばかりのフレッシャーズのみなさんが
先走る気持ちがあるのも、わからないではありません。
学生と社会人の狭間にいる「今の目線」なのですね。
先輩や上司の皆さんにも、そんな目線だったフレッシャーズ時代はあるはずです。
私も新入社員時代、ある時先輩に
「まだ学生だね」と言われたことがあります。
何をもっておっしゃったのか?
その先輩は「いずれわかるから」とだけおっしゃいました。
自分自身が言った言葉は覚えていません。
しかし、その時の私は、社会人のスイッチが入っていなかったことは確かでしょう。
とはいえ、早く「社会人のスイッチ」は入れたいものです。
しっかり研修期間に学び、配属先で学び、
インプットしたものをしっかりアウトプットしていきましょう
先日は、研修でこんな話をしました。
「ところでこの研修、一人いくらか知ってる?
誰が払ってる?会社だよね?
さらに、今 研修している間も給料はいただくよね?」
「当然だと思います!」
「そうだね。○○さんは、○○企業の大切な社員で、
これから活躍してもらうんだからね。
じゃあ、ちょっと想像してみて。○○さんが、会社を経営することになりました。
会社の売り上げって?コストって?・・・
さて、春です。何もできない新入社員がはいってきました。
色々教えないといけないよね。
研修費・給料・教育・・・」
「え~出せないかも・・・」
「ありがたいよね」
人は二度生まれる
一度目は、誕生 二度目は社会人になった時
社会人の人生というのは、長いもの。
新社会人の皆さんが生きてきた倍 約40年。
これからもっと長くなるかもしれません。
その人生のスタートが「今」
今の学びが「礎」になるものです。
厳しければ厳しいほど、学べば学ぶほど 人生の応用はききやすい!
「今」社会人スイッチON!ガンバレ!!!