マスク着用緩和に伴うマナー対応の参考〈企業表示例あり〉
厚生労働省から3月13日からの
マスク着用緩和に関する指針が出されたことで、
企業、団体などでの指針の準備も進んでいる事かと存じます。
そのような中、
マナ―としてどのように対応すべきか
お悩みをお持ちの企業様もあります。
ここからは
マナーの観点からみた対応の参考事例
をご紹介します。
①社員のマスク着用に関する企業指針を決める
厚生労働省から出された
「個人の判断」に委ねる企業様が多いでしょう。
とはいえ、
・ご高齢のお客様が多い
・医療機関など感染対策が重要な職場
・対応の統一が必要な職場
のなど場合には、
しばらくは「業務中はマスク着用を続ける」
というケースもあるでしょう。
従業員の皆さまも、今 不安に感じている方もいらっしゃると思います。
「個人の判断」「しばらくは業務中は着用」
いずれの場合も、
従業員側、お客様側について
企業としての指針を決めておくことが大切でしょう。
(参考)厚生労働省ホームページより
※マスクの着用は個人の判断に委ねられるものではありますが、
事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、
利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容されます。
②対外的には、対応を明示化する
お客様の中には、様々な状況の方、お考えの方がいらっしゃいます。
特に、このように大きく舵を切るときには、
意識にばらつきが大きくなるものです。
自社がどのような指針で対応しているのかを明示化し
その上で、お客様に合わせて対応する柔軟性を示すとよいでしょう。
<例>社員の着用は個人判断だが、お客様状況に合わせる姿勢を示す場合
3月13日より弊社では、マスク着用を個人の判断とさせていただいております。
弊社スタッフについても、同様とさせていただきますので、
あらかじめご了承ください。
なお、お客様の状況に合わせて対応させていただきますので、
マスク着用での接客をご希望の際には、お気軽にお申し付けください。
<例>医療機関など業務環境特性上、しばらくはお客さまにもマスク着用を求める場合
当院では、重症化リスクの高い患者様もいらっしゃいますので、
皆様にマスク着用をお願いしております。
マスクが必要な方は、お申し付けください。
ご協力をよろしくお願いいたします。
今後は、マスク着用をお願いする場合は、
配付用マスクの用意をなさっておくとよいでしょう。
③長時間の接客などの場面では先に聞くのも一案
何らかのリスクをお持ちの方なども、
自らは、なかなか言い出しにくいこともあるでしょう。
特に気になさる可能性の高い
長時間の接客や商談をする場合などには、
最初にご希望を伺うのも一案です。
聞いていただければ、事情も話しやすいものです。
また、訪問先では、
マスクに限らず すべてにおいて相手の指示に従うのがマナー。
相手先にも様々な事情がございます。
相手先に配慮して行動しましょう。
指示(ご要望)が出ない時もありますので、
・先に伺えるのであれば伺っておく。
・念のためマスクは持参し、相手の状況(着用有無)に合わせる。
・個人宅などプライベートな場に出向く方は、念のため着用して伺う。
などの対応をするとよいでしょう。
まとめると
・企業としての指針を明確化→社員に周知
・指針を明示化→対外的に周知
・その上で、相手目線で柔軟に対応
参考になさってください。