生涯現役!のマナーへの弊害
2013/04/16
カテゴリーマナー
元気で長寿!これは素晴らしいこと
ところが、これが「マナー」の弊害の一つになっているのでは
っというお話
元々「マナー」は
親から子へ、子から孫へ・・・受け継がれてきたもの
例えば、
冠婚葬祭マナー、テーブルマナー
贈答マナー、手紙のマナー
などの一般マナー領域は、家庭で育まれるもの でした。
そして「ビジネスマナー」は「一般マナー」を基本に
ビジネス向けにアレンジされたもの ですから
そもそも 「一般マナー」がしっかりできていれば
「ビジネスマナー」もできる はず
しかし、社会・時代が変わり、
今、そんな「一般マナー」が大きく乱れています
様々な要因があると思いますが、
・自営業より会社員が大多数になり、仕事をしている姿を見る機会が少ない
・核家族化で祖父母からの学びの機会が激減
・共働きや多忙で家庭でのコミュニケーションが減った
・ご近所、親戚づきあいの減少
・元気で長寿になり、家庭の行事を高齢者が担い、世代交代していない
なども弊害として考えられます。
実際、40代~60代などでも
冠婚葬祭に関わった機会が少なく、
金封袋の水引や上書きの選び方さえ間違っている方も
たくさんいらっしゃいます
聞くと
「親が80代で他界するまでずっとやっていたので
法要などの行事に参加する機会がなく、何一つ知らなかった」
とのこと
恥はできる限り若いうちにかいておきたいもの。
生涯現役 は素晴らしいことですが、
家庭では 親から子へ
仕事では 上司から部下へ
しっかりバトンタッチ
大切なモノはしっかり継承していきたいものですね