SNSマナーあり 恥をかかないための年賀状の基本マナー
2023年も残りわずか。
そろそろ年賀状準備の時期ですね。
年賀状にも大切な「マナー」があります。
出来ていないと、知らず知らずのうちに恥をかいていることも。
この記事では、基本の年賀状マナー7ポイントと、
SNSでの年賀の挨拶マナーをご紹介します。
「年賀状の基本マナー」
①基本構成
「賀詞」「添え書き」「年号」が基本。
印刷だけではなく、一言手書きメッセージを添えましょう。
②賀詞は一つしか使わないこと
賀詞というのは、「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」などのこと。
この賀詞を書いているのに、
添え書きの中に賀詞に使われる言葉を使うと賀詞被り
例えば、賀詞に「謹賀新年」を使い、
添え書きを「あけましておめでとうございます」で始めるようなパターンです。
③重複表現に注意!
「新年明けましておめでとうございます」は重複表現です。
「あけまして」は「年があけて」の意味。
ということは、
新しい年 年が明けて おめでとうございます
と重複した表現になるのです。
④立場に合わせた賀詞を使いましょう
賀詞は誰に何を使ってもOKではありません。
相手との関係性によっては、使っては失礼にあたる賀詞もあります。
目上に二文字の賀詞は失礼!
二文字の賀詞は、敬意に欠けます。
例えば「賀正」は、「正月を祝う」 のみの意味。
丁寧さに欠ける印象ですよね?
より丁寧なのは、四文字の賀詞
「謹賀新年」「謹賀新春」「恭賀新年」「恭賀新春」などですね。
このような賀詞は、「謹んで(うやうやしく)~申し上げます」
という意味が含まれているので、目上の方への敬意も表せます。
または、文章の賀詞を使うと良いでしょう。
⑤忌み言葉は使わない
年の初めのごあいさつ状ですので、
一般的マイナスイメージのある文字をさけて明るい表現を。
例えば、「去年」去るという言葉は避け、「旧年」「昨年」などに変換。
日本語は同じ物事を表すにも様々な言葉がありますから、
相応しい表現をチョイスすることも大切です。
⑥句読点は使わない
「、」「。」には切るという意味があります。
そのため、新しい年の始まりに句読点は相応しくないものです。
読みにくくなるのでは?と心配される方は、
スペースを空けたり改行するなどして表現するとよいでしょう。
ちなみに、結婚式などのお祝い事にも切る意味のある「、」「。」はNGです。
⑦元旦に到着するように送付がキホン
年の初めのご挨拶ですので、元旦に届くよう計画的に出しましょう。
ちなみに「元旦」の意味をご存知でしょうか?
元旦・・・1月1日の朝
「旦」は、日の下に━がありますね。
これは、日が昇る様子を表しています。
だからこそ、1月1日は早朝から賀状の投函がスタートし、
午前中にポストに届くのです。
「元日」は、1月1日ですね。
「SNSでの年賀の挨拶は?5つの注意点」
SNSで年始の挨拶を送る方も多くなりました。
気をつけるべきポイントは、
①SNSで良い相手かどうかを考える
友人など親しい方は、
SNSの方が、リアルタイムのやり取りができてよい
と感じる方も多くなっています。
逆に、仕事関係者や年齢が上の方は、
SNSはカジュアルなやり取りで、
簡単に済まされたように感じる
という方もいらっしゃいます。
・互いの関係性、立場
・相手の年齢
などを考慮した上で、「どの通信手段でご挨拶すべきか?」
を考えて選ぶとよいですね。
②スタンプだけで済ませない
年明けの挨拶に相応しいスタンプもたくさん出ます。
しかし、スタンプだけでは、
挨拶としては不足しています。
スタンプは賀詞の役割と捉え、添え書きにあたる文章を書きましょう。
スタンプに年号が入っていなければ、年号を入れると
年賀状の構成同様で、より丁寧ですね。
③年賀状の基本マナー同様に書き方マナーを守る
前出の
・賀詞被り
・重複表現
・立場に合わせた賀詞
・忌み言葉を使わない
・句読点をつけない
のマナーは、SNSでも同様です。
④送信時間にも配慮する
年が明けたら早く送りたいと思うものですが、
0時過ぎは、夜中。
相手との関係性や生活スタイルを考慮して送る時間は考えましょう。
基本は「元旦」に届くものなので、
午前中に送信できると良いでしょう。
⑤既読スルーにしない
SNSを使う方は、即時性のあるやり取りを好み、SNSを使用しています。
既読スルーは、相手の気持ちを受け流しているように感じるものです。
何らかの返信はするようにしましょう。
基本のマナーは普遍です。
それを、
相手に合わせてアウトプットする
上手に引き算する
ことが大切です。
2024年 年始のご挨拶準備に、ぜひご活用ください。