年賀状を書く前に!恥をかかない年賀状マナー
11月1日 2019年の年賀状が発売されました。
「平成」最後の年賀状ですね。
これから年賀状の準備に取りかかる皆様に
知っておきたい!知らずに恥をかかない ための
「年賀状のキホン」
<まずは構成>
「賀詞」「添え書き」「年号」がキホン
そこに、必ず一言手書きメッセージを添えましょう。
<ありがちな間違いポイント>
その1)賀詞は一つしか使わないこと
実は、賀詞が被っている方、よくいらっしゃるのです。
どういうことか?というと、
添え書きの中に賀詞に使われる言葉を使うと賀詞が二つになるのです!
例えば、賀詞に「謹賀新年」を使い、
添え書きの文章を「あけましておめでとうございます」で始めるようなパターンです。
その2)賀詞の重複表現に注意!
「新年明けましておめでとうございます」はNG
「あけまして」の言葉には、「年があけて」の意味が含まれます。
ということは、
新しい年 年が明けて おめでとうございます
と言っているようなもの。
重複していますよね?
その3)立場に合わせた賀詞を使いましょう
実は、賀詞は誰に何を使ってもOKではないのです。
相手との関係性によっては、使っては失礼にあたる賀詞もあります。
目上に二文字の賀詞は失礼!
二文字の賀詞は、敬意に欠けます。
例えば「賀正」は、「正月を祝う」 のみの意味。
丁寧さに欠ける印象ですよね?
より丁寧なのは、四文字の賀詞
「謹賀新年」「謹賀新春」「恭賀新年」「恭賀新春」などですね。
このような賀詞は、「謹んで(うやうやしく)~申し上げます」
という意味が含まれているので、目上の方への敬意も表せます。
その4)忌み言葉は使わない
年の初めのごあいさつ状ですので、
一般的マイナスイメージのある文字をさけて明るい表現を。
例えば、「去年」去るという言葉は避け、「旧年」「昨年」などに変換。
日本語は同じ物事を表すにも様々な言葉がありますから、
相応しい表現をチョイスすることも大切ですね。
その5)句読点は使わない
「、」「。」には切るという意味があります。
そのため、新しい年の始まりに句読点は相応しくないものです。
読みにくくなるのでは?と心配される方は、
スペースを空けたり改行するなどして表現するとよいでしょう。
ちなみに、結婚式などのお祝い事にも切る意味のある「、」「。」はNGです。
その6)元旦に到着するように送付がキホン
今年の年賀状の受付は12月15日~25日
それ以降でも元旦に届くことはありますが、
可能な限りこの期間に投函できると良いですね。
ちなみに「元旦」の意味をご存知でしょうか?
元旦・・・1月1日の朝
「旦」は、日の下に━がありますね。
これは、日が昇る様子を表しています。
だからこそ、1月1日は早朝から賀状の投函がスタートし、
午前中にポストに届くのです。
「元日」は、1月1日ですね。
<番外編>
SNSやメール賀状を使う方も多くなりました。
関係性、年齢層によっては、その方が互いに気軽で即返信もできて良い!
ということもあるでしょう。
ただし、カジュアルな通信手段であることは否めません。
・互いの関係性、立場
・相手の年齢
などを考慮した上で、「どの通信手段でご挨拶すべきか?」
を考えて選ぶとよいですね。
相手のできていない点、マナー違反を指摘しないのもマナー
それだけに、知らず知らずのうちに恥をかいているものです。
2019年 年賀状準備のご参考になさってくださいね。